| 詩 | 詞 | 新短詩 | ||
| 七絶・讀旧不如吟句新 七律・探春醉歌 七律・墓碑銘 七絶・東夷作詩 七絶・論 詩 七絶・詩 神 吟得一年一千首 六年吟得八千首詩詞 |
マイルストーン9首 六年吟得一萬首詩詞 作詩七年吟得一萬首 六年吟得九千首詩詞 吟得一年二千七百首 一年吟得二千首詩詞 吟得五年五千首詩詞 自酬旧作"作詩雑感" 四年吟得三千首詩詞 三秋吟得二千首 七絶・幸遇陸翁 |
七絶・鮟鱇搖吻 七絶・有人風化 七律・祭 詩 七絶・偶 感 七絶・典 故 七絶・梦逢李白 七絶・偶 作 五絶・放 屁 |
凭欄人・推 敲 高陽台・偶 感 |
漢歌・遺 言 |
七絶・讀旧不如吟句新 2003.11.21 君讀李杜我搖脣, 君は李杜を読み我は唇を揺らし, 翫月賞花吟句新。 月を翫び花を賞で句を吟じて新たなり。 雲散山青風爽處, 雲散り山青く 風 爽やかなるところ, 九天直下一詩人。 九天直下 一詩人あり。 (普通話韵十五痕) 李杜:李白と杜甫。 <戻る> |
七律・探春醉歌 2003. 2.25 迂儒走肉老塵喧, 迂儒は走る肉のごとくに塵喧に老い, 樗散行尸負日暄。 樗散は行(ある)く屍のごとくに日暄を負う。 帶酒花間聽鶯語, 酒を帯びて花間に鶯語を聴けば, 流涎醉梦問仙源。 涎を流して醉夢に仙源を問わんとす。 天人泳處天如水, 天人泳ぐところ天は水のごとく, 風漢吟時風永言。 風漢吟ずる時に風は言を永くす。 化蝶游魂飛碧落, 蝶と化し魂を遊ばして碧落に飛び, 含靈振翅亂紅翻。 霊を含んで翅を振い乱紅に翻らんと。 (平水韵上平声十三元) 迂儒・樗散:迂儒は世情にうとく役に立たない学者。樗散は単なる役立たず。 走肉行尸:走る肉と歩く屍(しかばね)。ただ生きているだけでなんの役にも立たない者。 負日暄:ひなたぼっこをする。 天人:天女。 風漢:気が違った男。 永言:詠じる。書経舜典に「詩言志。歌永言声依永。」とある。 <戻る> |
七律・墓碑銘 2002. 8. 8 游人莫倒墓標輕, 游人 倒すなかれ 墓標の軽きを, 只有骨灰失四聲。 ただ 骨灰の四声を失うあり。 往日搖脣貪雅韵, 往日 脣を搖らして雅韻を貪り, 如今曳杖歩幽冥。 如今 杖を曳いて幽冥を歩む。 未逢詩聖錬聨句, いまだ詩聖の聨句を錬るに逢わずして, 不見詩仙醒宿酲。 詩仙の宿酲を醒ますを見ず。 戀慕中唐來此岸, 中唐を恋慕して此の岸に来たるも, 偶聞吟唱是陰風。 たまたま聞く吟唱 これ陰風。 (普通話韻十七庚押韻) 四聲:唐代の平声,上声,仄声,去声,また、現代中国語の四声。 幽冥:あの世。冥土。往日:過ぎ去った日,ここでは,生きていた頃。 如今:ただいま,現在。 詩聖:杜甫。詩仙:李白。 陰風:冬の風。陰気な風。 <戻る> |
七絶・東夷作詩 1998. 1.19 我是純真日本人,韓蘇李杜許夷唇。 此詩押韻調平仄,但願寛容情緒貧。 わたしは純粋な日本人なるも、 韓愈よ蘇軾よ、李白よ杜甫よ、夷(えびす)の唇を許せ。 この詩は押韻し、平仄を調えたれば、 ただに願う 情緒の貧しきに寛容たれと。 <戻る> |
| 七絶・論 詩 2002. 1. 4 古人説道道無形, 古人説道(いうならく)道に形なくんば, 吟客當知知有情。 吟客 まさに知るべし 知に情ありと。 絞尽腦汁成對偶, 腦汁を絞り尽して対偶をなせば, 山河空處順心清。 山河の空しきところ心に順(かな)いて清し。 <戻る> |
七律・詩 神 2002. 1. 4 詩神時似野鶏妖, 詩神 時に野鶏の妖しきに似て, 不問賢愚貴賤交。 賢愚貴賤を問わず交わる。 花陣春烟引佳客, 花陣の春烟 佳客を引き, 柳營秋月映芳醪。 柳營の秋月 芳醪に映ず。 醉裡煽情鼓吟志, 醉裡に情を煽って吟志を鼓し, 梦中翻袖舞飛橋。 梦中に袖を翻して飛橋に舞う。 艷姿如意常奔放, 艷姿 意のごとくに常に奔放, 送旧迎新笑貌嬌。 旧を送り新を迎えて笑貌嬌たり。 (普通話韵十三豪) 拙作は、詩の女神は娼婦のようだ、ということを書いています。「野鶏」はいわゆる「よたか」です。詩のユニバーサルな背徳性は、たとえばボードレールが自分の詩集に「悪の華」と名付けたあたりにも窺えるのですが、詩の女神はとても淫乱で、賢愚貴賤貧富を問わず誰とでも交歓し、誰にでも詩を書くことを許します。つまり、あらゆる詩をわけへだてなく愛し許す、そういう豊穣さに詩の源泉があると小生は思い、この詩を書きました。 この詩の発端:地之穢者多生物,水之清者常無魚。 (地の穢れる者は多く物を生じ、水の清める者は常に魚なし。菜根譚) <戻る> |
七律・吟得一年一千首 2000.12. 5 李白投湖魚喫句, 李白、湖に投げれば魚、句を喫(た)べ, 林逋埋墓鬼知詩 林逋、墓に埋めれば鬼、詩を知る。 騒人往昔愉潜逸, 騒人、往昔(むかし)は潜逸を楽しみ, 書庫如今蔵孑遺。 書庫は今に孑遺(僅かな残り)を蔵す。 學者可憐嘗冷炙, 学者、憐れむべし、冷炙を嘗め, 鮟鱇將喜擧新卮。 鮟鱇まさに喜ばんとす、新卮を挙ぐるを。 一壺三詠年千首, 一壺に三詠して年に千首、 七欲百吟天一涯。 七欲の百吟、天の一涯にあり。 (平水韵上平声四支) <戻る> |
七絶・六年吟得八千首詩詞 2003. 8. 1 一見鍾情酒到臍, ひと目で惚れて酒は臍に到り, 六年合意八千詩。 六年 意を合(あつ)めて八千詩。 花前月下無名利, 花前月下に名利なく, 惟有騒人吟未疲。 ただあり 騒人 吟じて未だ疲れず。 一見鍾情: 一目ぼれ。わたしは漢詩に一目ぼれでした。 合意(意をあつむ):思いを詩などに作りあげるという意がある。 花前月下:花前も月下も男女が情を交し合うのによい場所とさていいる。 騒人:詩人。 2003年の800首目、そのマイルストーンとして書いた作です。 杜牧が死んだのが数えの50歳、小生が漢詩を書き始めたのが満で50歳と数カ月、以来6年と数か月になります。いってみれば、晩学の閑人が、漢詩の小学校の学習を遅ればせながらに終えて、中学に進学したところ。 これまでに書いた詩詞(唐詩の絶・律、古詩、宋詞、元曲、漢俳・漢歌、曄歌・坤歌・瀛歌・偲歌)は8000を超えました。1997年に50首、98年に430首、99年に1400首、2000年に1320首,2001年に1550首,2002年2720首、そして今年はこの作で800首です。 詩はもとより数ではありません。しかし、先天的な才能や個人によって多いに開きのある豊かな経験や感性をあてにしないで書くとしたら、詩はまず数です。たくさん書いて平仄と韻に慣れないことには詩は始まらないだろうと小生は信じています。詩が数ではないことは古来多くの人が説いています。しかし、そういう大家主義の詩作りは小生のごとき凡才の選ぶ道ではなく、小生は、そこで、1万首に届くまでの作はすべて「習作」とすることにしています。「詩言志」という言葉がありますが、大鵬を知らない燕雀の立場からは、そういうを「詩」をめざす前にやらなければならないことがあります。つまり、「詩」を書くのではなく「習作」を書くこと。(2003年8月) <戻る> |
マイルストーン 9首 七絶・六年吟得一萬首詩 2004. 2. 4 人作生涯多少詩? 我吟萬首六年痴。不及西鶴搖脣處,能醉探花玩月時。 (普通話韵五支) 七絶・作詩七年吟得一萬首詩詞 2004. 1.29 裁詩即興慰余生,一笑大家誇雅情。詩在酒國傾盞處,搖脣忽得快心声。 (普通話韵十七庚) 七絶・作詩七年吟得一萬首詩詞 2004. 1.29 覓句七年詩一萬,聳肩三唱思無邪。好學雅韵都習作,莫笑凡才吟不歇。 (普通話韵四皆) 七絶・六年吟得九千首詩詞 2004. 1. 1 我是孤鴉鳴四圍,笑喫殘炙老躯肥。搖脣未到七年暮,放唱九千言志飛。 (普通話韵八微) 七絶・吟得一年二千七百首詩詞 2002.12.25 笑過一年吟志輕,二千七百雑詩成。凡才夜夜挑漁火,称作鮟鱇溟海横。 (普通話韵十七庚) 七絶・一年吟得二千首詩詞 2002. 9.20 只管搖脣笑我痴,一年写得二千詩。今宵明月清輝處,又作酒癲吟不疲。 七絶・吟得五年五千首詩詞自酬旧作“作詩雑感” 2002. 2.27 搖吻吟詩溟海裁,鮟鱇未識月輝苔。五年偏樂五千韻,猶持多作守愚才。 (普通話韵九開) (作詩雑感 1998.12.9) 吟詩何恐大家裁,景在月光情古苔。万衆千心励押韻,数篇将敵楽天才。 七絶・四年吟得三千首詩詞 2001. 5.12 四年覓句三千首,七歩驚天一兩詩。頻説賢愚怠平仄,多論巧拙秀才痴。 七絶・四年吟得三千首詩詞 2001. 5. 5 覓句三千都習作,毋疑一兩定驚天。今宵明月催詩興,傾酒揮毫新染箋。 七絶・三秋吟得二千首詩詞 2000.11.13 大家一首値千金,凡士三杯促幾吟?浮盞銀蟾有天語;二千詩似酔人琴。 七絶・幸遇陸翁 2000. 3.27 四年勉勵二千詩,朝暮苦吟身似痴。寐語追求平仄好,夢中幸遇陸翁騎。 <戻る> |
七絶・鮟鱇搖吻 2004. 2. 2 鮟鱇搖吻泡吹幻, 鮟鱇搖吻(くち)を揺らせば泡、幻を吹き, 魚語擬唐詩有花。 魚語、唐に擬して詩に花あり。 笑挑口前漁火耀, 笑って口前に挑(かか)げ漁火耀き, 暗磨海底歯牙邪。 暗に海底で歯牙の邪なるを磨く。 <戻る> |
七絶・有人風化 2002. 2. 7 我愛野鶏君厭狐,詞林禽獣忘賢愚。 有人尚古將風化,猿笑虎眠游太虚。 (普韵十姑・十一魚) 我は野鶏を愛し君は狐を厭い,詞林の禽獣、賢愚を忘る。 人ありて古へをたっとびまさに風化せんとすれば, 猿は笑い虎は眠って游太虚に游ぶ。 <戻る> |
七律・祭 詩 2003.11.18 春花秋月競嬋娟, 春花秋月 嬋娟を競い, 冬雪夏雲無打錢。 冬雪夏雲 打錢するなし。 朝醒夕斟誇酒量, 朝に醒め夕べに斟んで酒量を誇り, 低吟漫歩養天年。 低吟漫歩して天年を養う。 餐霞何勝交情好? 餐霞はなんぞ交情の好きに勝らんや, 尚古不如風趣鮮。 古を尚ぶは風趣の鮮やかなるに如かず。 歳晩凌寒呵醉筆, 歳晩 寒を凌いで酔筆を呵し, 祭詩常套一樽前。 詩を祭って常套たり 一樽の前。 (普通話韵十四寒) <戻る> |
七絶・偶 感 2002. 2.24 君誇擬古樂山居, 君は擬古を誇って山居を楽しみ, 我愛嶄新爲酒徒。 我は嶄新を愛して酒徒となる。 銀燭紅灯促詩興, 銀燭紅灯、詩興を促がし, 危樓覓句捻胡鬚。 危樓の覓句、胡鬚を猟(かり)す。 (平水韵上平声六魚・七虞通用) 胡鬚:ひげ <戻る> |
七絶・典 故 2002. 4.29 衒學閑吟輕獨創,句誇古色買低潮。 何須典故如魚骨,游泳詩中避網跳。 衒學の閑吟、独創を軽んじれば,句は古色を誇って低潮を買う。 なんぞ須(もち)いん、典故の魚骨のごとくして, 詩中を遊泳して網を避けて跳(おど)るを。 <戻る> |
七絶・梦逢李白 2002. 7. 8 準備萬端修學詩, 準備万端、詩を修学し, 無端頓死梦魂馳。 端なくも頓死して、夢魂馳す。 幸逢李白携壺酒, 幸いにも李白の壺酒を携えるに逢い, 我請和酬他欲巵。 我、酬和を請うも彼、巵(さかずき)を欲す。 <戻る> |
七絶・偶 作 2003. 1. 9 千篇一律弄山光, 千篇一律に山光を弄び, 日本詩人鼓石腸。 日本詩人、石腸を鼓す。 富嶽憐不老騒客, 富嶽、憐れむやいなや、老騒客の, 搖脣曳杖入仙郷? 唇を揺らし杖を曳いて仙郷に入るを。 <戻る> |
五絶・放 屁 2001. 9. 9 蛩声有愁訴, 蛩声に愁訴あり, 詩興入中秋。 詩興 中秋に入る。 忘我君佳句, 我を忘れる君が佳句, 無端放屁尤。 端なくも放屁するの尤(とが)。 <戻る> |
凭欄人・推 敲 2000.12.14 往昔僧敲月下門, 往昔、僧は月下の門を敲き, 今日吾推腦裏雲。 今日、吾は腦裏の雲を推す。 二辞平仄分, 両辞、平仄分れれば, 推敲本不論。 推敲、もとより論ぜず。 <戻る> |
高陽台・偶 感 2000. 8. 4 通覧如今,詩風一様,百花悉發同郷。蓬島多仙,古来頻賞風光。看牆梅直吟黄鳥,歩農村碧水生涼。對佳人,瞬發禪心,不拂紅裳。 高名博士尊風格,説唐詩優越,偏顧烝嘗。何敢無聽,人民中国歌芳?但知古色蒼然癖,欲保存文物悠長。奈當時,詠不歸灰,後世芒芒? 今にひととおり眺めれば、詩風は一様で百花はことごとく同じ里に咲く。蓬島(日本)は(その名のとおり)仙人が多く古来しきりに風光をめでてきた。垣根に梅の花を見ればただちに鶯を吟じ、農村を歩めばみどりの水は涼しげだ。美人に対せば、たちまち禅の心を生じて、赤いスカートを払ったりしない。 高名な博士は風格を尊び、唐詩の優越を説いて、ひとえに先祖の霊を祭るだけ。なぜあえて聴くことのなきや、人民中国に歌の芳しきを? ただわかるのは古色蒼然の癖、文物を長く久しく保存したいと思うこと。 現代をどうしたものか。詠んでも詠まなくても灰に帰れば、のちの世には草ぼうぼうなのか? <戻る> |
漢歌・遺 言 2003. 9.25 莫忘納我棺, わが棺に納めるを忘れる莫れ, 詩韵含英異同辯。 詩韵含英異同辯。 化鬼探幽幻, 鬼と化して幽幻を探り, 我欲搖脣吟舊歡, 我は脣を揺らして旧歓を吟じ, 声高泉下忍風寒。 声高く泉下に風の寒きを忍ばん。 <戻る> |
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